産科麻酔外来を始めたい by 上長 with ネコと田んぼ
産科麻酔外来を始めたい。
確かにそうだ、私もそう思う。
緊急帝王切開で「初めまして、よろしくお願いします。ところでリスクは?あ、、なるほど」 なんて夜中に一人で言いたくない。
産科の先生も、麻酔科外来で患者さんが評価されている方が安心ですよね????
でも、全妊婦を外来で評価する時間も麻酔科医もいない。
非無痛のNVD予定の妊婦さんは麻酔科外来に来なくて大丈夫。
分娩方針が帝王切開、無痛分娩の医学的適応の妊婦は言わなくても産科の先生がかけてくれる。問題はそれ以外の症例。
案① 22週以降の妊婦を全例、麻酔科医でカルテ診してリスクがあるものを産科医にコンサルトを書いてもらう →漏れはない / 体力勝負、多分長くは続かない
案② リスクが高そうなもの(血小板減少症や凝固異常など、胎盤位置異常、緊急帝王切開になりそうな症例 / なったら困る症例などなど)治療方針をあらかじめ決定しておきたいもの、合併症のコントロールを術前で最良にする必要があるものを表にして産科医に提供、適宜お願いする。
→ 麻酔科医の負担軽 / 多少の漏れは生じる?
そもそも案①でも②でも漏れるし、そもそも緊急になる可能性は全例であるので許容。どちらにしろ、基準を設けて周知する必要がある
(ひょっとして既に院内のどこかにあるのでは...)。
優先順位は今すぐではないけど、麻酔科医や産科の先生だけじゃなく妊婦の安全のためにも今後、必要。
-今後の課題-
産科麻酔外来にかける基準作成(以下案)
1.帝王切開予定
2.無痛分娩希望, 無痛分娩の医学的適応
3. 緊急帝王切開になる可能性が高いもの
4. 帝王切開時, 無痛分娩時に麻酔困難が生じるもの
:気道確保困難、脊髄幹麻酔困難 適応に悩むものなど要検討
5. 産科医的に相談したいもの
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